夏空のモノローグ

OS:      PS2
会社:     オトメイト
クリア状況:  全ルート制覇
おすすめ:  ☆☆☆☆☆  こんなに泣いた乙女ゲー初めて

 

良いところ
・夏らしい色彩で爽やか。特に光の使い方や背景が素晴らしい
・音楽が良い。特にOPがすごい好き
・「昨日」と「今日」と「明日」というテーマが掘り下げられてて良い。特に「明日」に対するメッセージが心に響いた
・周回プレイするのが前提とされているのだが、ループする毎にシナリオが変化したり、LRCシステムも増えていくので、だれない。また、同じシナリオでも得た情報によって見方が変わっていったりする
・VNRシステムという新しい試みに挑戦した事で、よりノベルゲーに近づき、文章に引き込まれやすくなった
・思春期にありがちな身勝手さ、恋愛の甘さも苦さも描いているので、共感しやすい
・バラバラだったピースが、一つにまとまる爽快感がある
・王道展開だったりするので、わりと先が読めたりするが・・・それでも胸を締め付ける切なさが凝縮されている

 

悪いところ
・ループする毎にシナリオが変化してしまうので、1週目や2週目に見たシナリオをもう一度見る事が出来ない
・細かいが、おまけでLRCを再生すると、途中中断できない
・主人公は後ろ向きなので、人によっては受け付けられないかもしれない(私は大丈夫でした)

 

コメント
こんなにクオリティーの高い作品が、オトメイトなわけがない。
もう本当に、こんなにいい作品に巡りあうとは思わなかった。久々に心に残る作品でした。
普段、あまり泣かない方なんですが、部長ルート以外、全部泣きました。
明日がいい日である事を心から願いたくなる、そんな作品でした。絶対にプレイした方がいいと思いますよ!

 

 

好きなシナリオ
綿森>篠原>先生=カガハル>部長>>木野瀬
綿森さんは綿森EDというより大団円。そのため、読んだ後、とてもすっきりしました。
篠原ルートは涙腺崩壊。こういう話に詳しいので余計に・・・;;
先生はほのぼのなんですが、ほのぼのだからこそ、胸を締め付けるような切なさが襲い掛かってきます。
恋愛よりか、家族を重視したルートでしたね。
カガハルルートは、カガハル君がなんてかっこいいんでしょう、というルートでした(笑)
彼のルートが一番「明日」が輝いて見えました。というか彼だけじゃね?「明日」が待ち遠しいの。
部長もわりと「明日」が明るいです。
彼の場合、「明日」に行く準備はもう既に出来ている事に気づくルートでしたね。
木野瀬君は、途中から何であんな遠回りな事をしていたんだろう、とモヤモヤしていたんで、思っていた以上にのめりこめなかった。
彼の過去の独白には、泣きましたけどね・・・

 

キャラ総評
木野瀬
ビジュアルのせいなのか、声のせいなのか、強面設定なのにあまりそういう印象が得られなかったへたれ。
彼がしようとしていた事、分からなくもないんですが・・・答えにたどり着くのが遅いというかそれは自分で気づいて欲しかったというかモヤモヤ。
他ルートだと、特にカガハルルートの場合、主人公の良き理解者でいいんですけどねー・・・
過去の木野瀬君の行動力が少しでも今の木野瀬君にあれば、また別の結果を生み出していたのかもしれません。

カガハル
素直にかっこいい人でした(笑)
カガハル君は既に自分の気持ちと決着がついていて、悟っていて、その上で「明日」が来て欲しいと願っていて、一番大人でした。
主人公はカガハル君とくっつくのが、一番幸せなんじゃないかと思います(笑)

沢野井
ループする毎に、部長の天才っぷりに圧倒され、かっこよさに気づいていく不思議。この人、チート過ぎんぞ!ww
この人の「明日」も明るいので安心ですが、何せ彼、とても残念な人なので、主人公は振り回されそうです(笑)
っていうかこの人、ちゃんと恋愛できんの?www

篠原
涙なしでは語れない。
「今日」が繰り返されようが「明日」が来ようが、関係ない。
きっと主人公は、ふとした小さな出来事に、幸せをかみ締めながら生きていくのでしょう・・・

浅浪
どちらかというと、先生の弟の方が好みだったりして(笑)
いやまぁ、駄目な大人をある意味崇拝している主人公のほのぼの夫婦もいい組み合わせだと思いますけどねww
この家族には、ある種の奇跡が来て欲しいなぁ。

綿森
近すぎて、逆にくっついてほしくないと思っていたり。
お互いを大切な人、恩人として見ているのが一番しっくりと来ます。
しかしこの人、一体どうやって生きているのか、心配で仕方がありません。

 

 

 

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